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2019年4月に読んだ本
4月の読書メーター読んだ本の数:8冊
読んだページ数:2023ページ
わたしの娘を100ウォンで売りますの
感想モーニング食べながら読むもんじゃなかったよ。戦争でもない平時に、日本列島の沖縄から那覇まで、屍が一列に並ぶほどの人間が死んだ。その上をジェット機で飛んでも6時間以上かかる。この歴史的惨禍はなぜ起きたのか、巻末の解説が分かりやすかった。「とうもろこしの何粒かでもあれば 食事にしようと言う」「ご飯 その言葉さえなかったら 食べたと言うこともなくなるだろうに」
読了日:04月22日 著者:
張 真晟
名画で読み解く ハプスブルク家12の物語 (光文社新書 366)の
感想ハプスブルク家が今度のヨーロッパ旅行のテーマ。ということで読んでみた1冊。ブルボン、ロマノフ、イギリス王家の同シリーズと比べて際立って多い感想数にびっくり。それだけハプスブルク家が人気ってことだね。むべなるかなな一族だけど。でもいつか私はボルジアを追いたい!欲望と権力と血にまみれた…といえばボルジア。面白い本ないかなあー。
読了日:04月21日 著者:
中野 京子
塩を食う女たち――聞書・北米の黒人女性 (岩波現代文庫)の
感想映画「グリーンブック」は1962年の北アメリカが舞台。黒人の人達の歴史的体験、アフリカからの離散、奴隷、虐待、蔑視、貧困。この狂気を乗り越えることを可能にしたものが知りたくて手に取ってみたけど、大正解。それこそ『これまで誰も見たことのない知を生み出すための知』が、そこにはあるのではないかな。
読了日:04月21日 著者:
藤本 和子
私の「戦後70年談話」の
感想左旋回っぷりが凄い。けれどこの談話を紡いだ全員が戦争を体験された方々、その言葉であることはとてつもなく重い。野中広務さんもすでにいないのだなあ。令和には、戦争体験者の声を一言でも、どんな一言でもいいからできるだけ多く届けるべきだと思う。心から思う。新崎盛暉、宝田明、中川李枝子、ちばてつや、海部俊樹、山中恒、山田太一、日野原重明、梅原猛(岐阜)、奈良岡朋子、入江明
読了日:04月13日 著者:
箱の中の天皇の
感想がーん!感想書き込んだつもりが消えてた!忘れつちまったよ。。→79ページ以降の怒涛の展開が見事。道子さんに、石牟礼道子さんが思い出されて切ない😢。まあそのイデオロギーは別として、元号の発表を控えた今、象徴天皇と象徴天皇とともにどう在るべきなのか、考えるきっかけになった。
読了日:04月11日 著者:
赤坂 真理
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- Date : 2019-04-30 (Tue)
- Category : 本